●死人の鏡

死人の鏡 Muder in the Mews
アガサ・クリスティ Agatha Christie
ハヤカワミステリ文庫
シェヴニックス=ゴア準男爵から謀略事件の調査を頼まれたポアロは、準男爵の住むハムバラ荘へ向かった。が、そこで待っていたのは、依頼人の死。ドアも窓もかたく閉ざされた書斎で、頭を撃ちぬかれて死んでいたのだ。どうみても自殺だったが、動機がわからない。
手紙で知らせてきた謀略とは何か?
事件の手掛かりは意外なところにあった。書斎の壁の割れた鏡こそ事件を解く鍵だったのだ!
上記密室殺人を扱った表題作をはじめ、ホームズ以来の名探偵エルキュール・ポアロの事件簿四篇を収める。いずれも中篇ならではの魅力が横溢する傑作集。
全編、ポアロが一人で遭遇した事件となっていてヘイスティングスは蚊帳の外です。
他の出版社で編纂した短編集にて既出のものもあるのですが、時として冗長になりがちな中後期のクリスティ作品とは違い、中篇なのでピシッとしまったストーリーになっています。
こう言うのをBBCがドラマ化したものを昔はNHKが放送してたんだけどなぁ。
また、地上波でこう言うドラマを見ることは難しいかもしれません。
こう言う中篇を現代作家も積極的に書いてくれるといいんだけどねぇ。