●チャイナタウン特捜隊
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チャイナタウン特捜隊
Another part of the City
エド・マクベイン
Ed McBain
サンケイ文庫
クリスマス間近のニューヨーク・チャイナタウンに4発の銃声が響き渡った。イタリア・レストランの店主ダヌンツィオが殺されたのだ。
鍵を握るのは女浮浪者のサディ。
同じ頃、大財団の御曹子ロバート・サージャント・キッドが印象派絵画のコレクションを売りに出した。3630万ドルを手にしたキッド家の総帥が企てるクリスマスの大取引。それに群がる商品取引仲介者たち。
五分署刑事たちの捜査は茶色のベンツ、アラブ過激派、上院議員T・ベイリーにまで及んだが・・・・・。
2つの事件を絡ませる上手さは流石だなと思います。流れるような刑事たちのやり取りと雑多な分署の雰囲気も良くて、心地よく読めます。
分署のシーンや刑事同士のやり取りは。
ただ、刑事たちの人物像に陰影を与えるために3つ目の事件が出てくるのですが、これはちょっと邪魔だったかなぁ。主人公のリアダンが『思慮浅い惚れっぽい男』に見えちゃってもったいないっす。
きっかけを掴んでから解決までは一気になだれ込むのですが、ページ上の都合があったのか、なんだかいくつかの疑問点が端折られていたように感じました。こう言うのが気になる人にはあまり勧められません。
警察小説が好きな人にだけおすすめしますが、過度の期待は禁物、と言う感じでお願いします。