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2011年01月29日

●世界名探偵倶楽部


世界名探偵倶楽部
El Enigma de Paris
パブロ・デ・サンティス
Pablo de Santis
宮崎真紀 訳
ハヤカワ・ミステリ文庫

1889年、世界の名探偵からなる<十二人の名探偵>クラブの総会がパリの万国博覧会に合わせて開かれることになった。名だたる探偵たちが一堂に会し、自慢の小道具や独自の探偵論を披露するのだ。しかしその矢先、フランス代表が、建設中のエッフェル塔から不審な転落死を遂げ、各国の探偵は得意の推理力を発揮せんと色めき立つ・・・・・・これぞ、探偵小説の醍醐味!古き良き黄金時代への限りないオマージュを込めた、本格ミステリ。

・・・・・これはなんといったらよいのやら。
舞台が1889年となると明治22年なのですが、この時代設定の中で世界の名だたる名探偵の中に日本人探偵サカワが登場するのはどーなんすかねwwしかもフランス語ペラペラww

探偵たちが繰り広げる謎に対するそれぞれの考え方や探偵と助手のあるべき姿などを始めとして展開される会話などはオマージュとも皮肉ともとれるものもあり、ビバ!黄金時代!ではありません。
むしろ、さらば、黄金時代!なのかもしれません。

謎というものをどう捉えるのかを論理的に語り合うシーンや助手たちが集まり助手が決して探偵になれないわけじゃないチャンスがあるんだと分かって色めき立つシーンなど、約束事に縛られがちな探偵ものの大枠をほんの少しだけ揺るがしてさざ波がたつ感じ。
この辺はアルゼンチン人である作者のいわゆるミステリの辺境からのメッセージなのかも。

アメリカやイギリスばかりじゃなく、北欧のミステリも注目される昨今、中南米にもなかなかの書き手が揃っているのかもしれません。

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