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2011年02月07日

●ドラマ・シティ


ドラマ・シティ
Drama City
ジョージ・P・ペレケーノス
George.P.Pelecanos
嵯峨静江 訳
ハヤカワ・ミステリ文庫

別れの時は近づいていたーーー罪を犯し、服役していたロレンゾは、出所後、動物虐待監視官の職に就く。そこで安楽死直前の犬、ジャスミンに出会った。人間のような愛らしい表情をみせるこの犬に触れ、ロレンゾも人間らしさを取り戻していく。が、彼を親身に世話してくれた仮釈放監察官がギャングに撃たれ、事態は急変する。怒りに駆られたロレンゾは復讐を誓うーーー男は犬を救い、犬は男を救った。しかし待っていたのは・・・・・・

猫派の自分にはジャスミンの良さは文面上からはわかるものの、犬としてどんなふうに捉えられているのかは確証が持てないままストーリーが進みました。
とは言え、ジャスミンを通じて心を通じ合う隣人たちや服役後、立ち直ろうと必死になる人々のさりげない日常は読んでいて心にじんわりときます。

ロレンゾと彼の仮釈放監察官の二人がとある場所で時間と気持ちを共有しあうシーンがあるのですが、その二人を取り囲む人たちの何気ない言葉や共感を伝えようとする空気感がとてもよかった。

ペレケーノスは数冊読んでいますが、今までの彼の作品とは若干異なるテイストで最初は戸惑う人もいるかと思いますが、ぜひ、読んでみてください。

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