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Judge Spencer Dissents

september 29, 2004 | About Mystery

邦題『判事スペンサー 異議あり』(Henry Denker ヘンリー・デンカー)
[ISBN4-16-727589-9 C0197]
〔1990/02/10 文藝春秋 文庫 @580〕

連邦地方裁判所のハリー・スペンサー判事は、世間におもねらず思いきった判決を下すことで知られている。いつしか名物となったが面白くないのは一向に脚光のあたらぬ同僚判事たちである。不穏な空気の高まるなかで、スペンサーの真価を問われる裁判が回ってきた・・・・傑作『復習法廷』の著者が女性パワー過剰の風潮を斬る快作

まず、最初に声を『』にして言いたいのは、女性パワー過剰の風潮を・・・・と言うわけじゃないってこと。たまたま、スペンサーがかかりっきりになっていた裁判が女性の不当労働についてだっただけであって、彼にとってもっとも『頭が痛い、どうしようもない相手』とは女性パワー炸裂のウーマン・リブの運動家(こんな表現するの、はじめただよ)たちじゃない。
実際に出版されている書評にも『女性弁護士への痛烈な一言』を取り上げて、いかにもそんな話っぽく見せているけど、ぜーんぜん違うからね。
狙っているのはそこじゃないよー。これ~~。
作者も「ここに登場した新しい理論や運動、社会風潮は実際に現在裁判で検討されているものである』と断りを入れているけどね。それは、そういう時代だったからそれをベースにしているけど、それが著者のいいたいことじゃないから、ぜーったいに違うから。

そしてもう一言、さらに声を大にして言いたい!
これはミステリーじゃないっ!!』よ~~ん。でも、その辺のミステリよりもはらはらするし、面白いけどねん。


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