« The Sisters | メイン | Cracker - The mad woman in the Attic - »


Affinity

desember 06, 2004 | About Mystery

邦題『半身』(Sarah Waters サラ・ウォーターズ )
[ISBN4-488-25402-0 C0197]
〔2003/05/23 東京創元社 文庫 @1060〕

独房からは信じがたい静寂が漂ってきた。獄内の静けさを残らず集めたより深い静謐が。それを破ったのは溜息。私は思わず、中を覗いた。娘は目を閉じ・・・・・・祈っている!指の間には、鮮やかな紫・・・・・・・うなだれた菫の花。
1874年秋、倫敦の監獄を慰問に訪れた上流婦人が、不思議な女囚と出逢う。娘は霊媒、幾多の謎をはらむ物語は魔術的な筆さばきで、読むものをいずこへ連れ去るのか?
サマセット・モーム賞受賞作。

うわっはっはっはっは。だまされた、だまされた。
そっかー、わりと普通の話だったのかぁ。
慰問に訪れていたマーガレットの過去をかなり深読みしていたので「おぉっと、そうきたかぁ!」。
普通の話というのはそういう意味です、ハイ。もっとなんかすっごい【ゴシックロマン】と想像していたのよね。きちんと説明がつく話で、ちょっとがっかりしたけど、ひっくり返すとうまいことだまされたなぁってことです。
なるほど、こりゃ受けるわね、わずか1年ちょっとで13版を重ねるだけのことはあります。
マーガレットの現在の日記と女囚シライナの過去の日記を再構成して最後にどういう話だったのかをほんの短い日記にこめている。キルトというかタペストリというか、なんとも込み入った話ですが、ちゃんと読んでいればハハーンとわかる話なのだろうけど、いや、ホントだまされました。お勧めです、これはイケます。


トラックバックの受付は停止中です


コメントの受付は停止中です。