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Sea of Green
desember 06, 2004 | About Mystery
邦題『神なき街の聖歌』(Thomas Adcock トーマス・アドコック)
[ISBN4-15-100077-1 C0197]
〔1994/07/31 ハヤカワ書房 文庫 @660〕
私は戻ってきた。希望のかけらもないマンハッタンのスラム街へ。
柄にもなく、古巣への郷愁を胸に抱いて・・・・・・が、私は刑事だ。待っていたのは、厳しく冷たい現実だった。
新興宗教教主に送りつけられる死の脅迫状、スラムで起きた連続殺人。やがて二つの事件は複雑に絡みあい、私自身をも巻き込んでゆく。
ニューヨーク派の大型新人が放つ、刑事ノヴェルの白眉。
文章はかなり上手い作家。思わず、おぉっとうなるような台詞とか、さり気ない情景描写にその一端をうかがえます。
文章を書く、と言うことについてはかなりのキャリアがありますね。
けどねー、ストーリーがねー・・・・・(苦笑
刑事もので一匹狼でマンハッタンを徘徊しています、ってそりゃあんたいくらなんでも非・現実的でっせ。
ハリウッド産の映画だって一匹狼で行動している刑事は『ダイ・ハード』のブルース・ウィルスだけだって。(オオマジ
謎が謎を呼ぶのかと思いきや、そうでもないし、序盤でいい感じで連続殺人が起こるので、連続殺人はどこまで行くのか?と思いきやそれでストップ。挙句、あのオチは・・・・・・・そりゃないでしょう。
どうせならば、シンプルなストーリーにして洒落モノの短編にしたほうがよかったのではないかい?
2004/12/06読了