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キマイラの新しい城
desember 15, 2004 | About Mystery
(Masayuki Shuno 殊能 将之)
[ISBN4-06-182391-4 C0293]
〔2004/08/05 講談社 ノベルズ @840〕
「私を殺した犯人は誰なんだ?」欧州の古城を移築して作られたテーマパークの社長が、古城の領主の霊にとりつかれた?!
750年前の事件の現場状況も容疑者も全て社長の頭の中にしかない。依頼を受けた石動戯作も中世の人間の振りをして謎に迫る。さらに、現実にも殺人が!石動は二つの事件を解明できるか?!
帯にある「この話を書けるのは殊能将之のほかにいない!」に同意するどころか、突っ込みいれちゃうよ。ほかの誰も書くわけがない!と。
でもって、ミステリベスト10に背を向けて生きて行く路線まっしぐら、ですな、この人は。
構成は非常によく出来ています。洋物のファンタジーの王道スタイルにきちっと則り、章のタイトルやエピグラフも泣かせます。ここまで出来るんだ、ここまで出来るのに、と。。
謎解きは「あまり興味がない」ようで、さらっと謎解きをしています。さらっと謎を解くのが石動さんじゃなくて、あの方なのはご愛嬌。
それにしても、「真矢みき様」への情熱の半分でいいから小説を書くことに情熱を燃やしてくれないかなぁ。。。。もったいないよ。