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The India Exhibition

desember 19, 2004 | About Mystery

邦題『インド展の憂鬱』(Rechard Timothy Conroy リチャード・ティモシー・コンロイ)
東京創元社 文庫
2000/01/28

学芸員でもないヘンリーに、突如インド展開催の命が下った。協力者として魅力的な美女を紹介されるが、これが自殺願望のある薬物マニアという曲者。悪戦苦闘(浮気騒ぎを含む)の末に迎えた公開前日、一息ついた彼を待ち受けていたのは、1000万ドルの黄金像盗難という大事件だった!
かのスミソニアン博物館で展開される、騒動続きのインド展の顛末は?傑作ユーモア第二弾!

ストーリーはいたってシンプルですが、構成はちょっとひねりを聞かせていてまずまずの出来。
ただし、このシリーズの特徴とも言える、『偶然が多く、都合がよい展開』は相変わらず、です。とはいえ、目くじらを立てて読むような種類のミステリではなく、どたばたを楽しむものですから。間違っても『誰もが納得のいく、論理的な解決』を目指す方は手に取らないことをお勧めします。
本来は「ミステリにならないようなアイディア」を無理やりミステリに仕立てるためにあーでもない、こーでもないと力技でまとめ上げたすばらしい作品。そのことを正しく評価し、堪能するには目をつぶらなくてはいけない現実もあるのです。
ここまで徹底的に楽しもうと割り切ることを要求するのもなかなかすばらしい志だと思います。
2004/12/12読了


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