« Silent Joe | メイン | The Mermaids Singing »


The Final Detail

desember 19, 2004 | About Mystery

邦題『パーフェクト・ゲーム』(Harlan Coben ハーラン・コーベン)
早川書房 文庫
2001/02/28

スポーツ・エージェントのマイロンに超弩級のピンチが訪れた。共同経営者のエスペラさに、顧客の野球選手の殺害容疑がかかったのだ。しかも、なぜか彼女は口を閉ざしたままだった。
マイロンは被害者がドラッグ・テストで陽性だったことに不審の念を抱く。再起を賭けて麻薬と手を切った彼がなぜ?
やがてマイロンは、思いがけない彼自身の過去の秘密に踏み込むことに・・・・絶体絶命のマイロンが捨て身の闘いを挑む注目作。

・・・・・シリーズ6作目。完璧に『行き詰まって』いるご様子で、シリーズ物のお約束とも言える主人公イヂメ、になっています。
ストーリーにこめられている『メッセージ』はなによ、というツッコミを入れたくなりますね。
このストーリーを経て、マイロンになにが残るのか。このストーリーはいったい何のための話なのか、疑問です。

敢えて意味を、真意を探ろうとするならば、ファミリー(文字通り家族)や仲間に支えられているマイロンは、自らも仲間やファミリーを支えているという自負があったのですが、それは見事に打ち砕かれます。繊細で脆いマイロンは家族や仲間たちの支えを受け、思いがけず過去の自分と対峙することになります。
その上で、彼はその過去をどう乗り越えて『大人』に、過去を受け入れて行く人生を自覚する、真の意味での大人になって行く、そういう『35歳の男の成長物語』
シリーズ物であることを前提にしか成立しない、とても悲しいストーリー。
2004/12/13読了


トラックバックの受付は停止中です


コメントの受付は停止中です。