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オーケストラがやって来た
mars 04, 2006 | About Book

オーケストラがやって来た
山本 直純
実業之日本社
テレビを通じて音楽のすばらしさを教えてくれた著者が綴る音楽談義と名曲紹介。
厳しくも温かい恩師との交流や有名指揮者への日本の歌曲の指揮依頼大作戦など著者ならではのエピソードが満載。 小沢征爾特別寄稿を収録。
72年刊「オーケストラがやって来た」と75年刊「ボクの名曲案内」を再編集。
同名のテレビ番組の裏話ではなく、指揮者の目から見たオーケストラ談義、音楽談義、名曲紹介。
難しい音楽用語を抜きにして、わかりやすい言葉で伝えてくれているのですらすらと読むことができます。
また、1970年代の日本のオーケストラに対する厳しくも愛情がこもった提言を読むにつれ、『西洋のものに対する日本人の異常なまでの意識過剰』さが伝わってきます。
確かに子供の頃のオーケストラのイメージって大上段に構えている感じでした。
どうだ、すごいだろう、ありがたく聴きなさい、って言う感じと言えばいいのかな。
新日本フィル誕生のお話からも直純さんのクラッシックを日常に定着させるための努力や小澤さんの世界での活躍がだんだんクラッシックを身近なものに変えてきたんだなぁとしみじみ感じます。
クラッシックが日本の日常のBGMとしてすっかり定着している21世紀の今を天国の直純さんはどんな風に感じているんだろう。
あのダイナミックな指揮を空のどこかで今日もとっていることをいのっています。